MESSAGE たくさんの社会課題に対し、わたしたちはどのような姿勢をとれるでしょうか。まずは、知り、共有する。そして、小さな自分でもできることをやりながら、走りながら考える。問題系を解きほぐし、つながりあい、よりよい未来へとつくりかえていく。それは、障害や難病を持つ方の支援に携わってきた土屋が、現場で培ってきた姿勢です。 介護の現場で、私たちは生命の輝きと同時に、そこにふくまれたやるかたない苦しみ、悲しみを目にしてきました。そうであるからこそ、人間同士がたすけあえば、なんとかできそうなものはあきらめたくないのです。 社会課題にアプローチする3つのカテゴリーがあります。国や市町村の行う「公助システム」、市場の「自助システム」。土屋の事業は、この2つのカテゴリーがまじりあったソーシャル・ビジネスとして大きくなってきました。財団の行う社会貢献活動は、3つ目の民間非営利の「共助システム」を活性化させていく試みです。東日本大震災のあと、日本にあった財団は10倍にまで増えたそうです。そこには、復興への迅速な対応を求めるニーズの高まりと、痛みをわけあう、助け合いの精神があったと思います。民間の共助のセクターを成熟させることで、日本のたすけあいの文化をさらに発展させていきたいと願っています。小さな声、たくさんの声に応えていく決意とともに、ここに一歩を踏み出します。 代表理事 大山景子 株式会社MOTプロパティ / 取締役副社長 財団概要 名称 一般財団法人土屋教育文化財団 所在地 〒700-0822岡山県岡山市北区表町1-5-1岡山シンフォニービル1003号室 TEL 050-1726-1952 FAX その他、相互扶助型社会への貢献 設立 2025年8月 活動内容 ・奨学金制度の設立・文化事業・非営利団体等への助成活動・その他、相互扶助型社会への貢献